最終投資家限資料 資料作成日:2023年11月16日
2023年10月の運用状況
Maroonファンド(グローバル株式インデックス・ポートフォリオ(M))の当月の基準価額は3.6%下落しました。
当月の概況
- 米国株式は下落しました。月前半は強弱の入り混じる米経済指標に一進一退の展開となるも、月後半は個人消費の底堅さを示す経済指標に伴い米政策金利の高止まり懸念が強まったことや、パレスチナ地域における武力衝突で中東情勢の不透明感が高まったことからリスクオフの動きが広まり、下落に転じました。下落基調は月末まで継続し、月を通して株価は下落しました。
- 米国外の株式は、欧州株・日本株・中国株などが下落しました。欧州株・日本株はおおむね米国株と連動した動きとなりました。中国株は堅調な工業セクターや、中国政府による景気支援策が下支えとなり、下落幅は小幅に留まりました。
- 為替相場は、ドル円がほぼ横ばい(-0.05%の円高ドル安)で推移しました。ファンドとしては株式の影響度が最も強く、全体としてマイナスのパフォーマンスとなりました。
Redファンド(グローバル資産分散ポートフォリオ(R))の当月の基準価額は3.5%下落しました。
当月の概況
- Maroonファンド同様、世界の主要株式市場の動向に影響を受けました。
- Maroonファンドと同様に、株式についてはマイナス寄与となりました。当ファンドでは為替ヘッジ比率を約50%としておりますが、当月のドル円の動きはほぼ横ばいであったことから為替による影響は限定的となりました。
当月の概況
- Blueファンド(グローバル債券ポートフォリオ(B))の当月の基準価額は1.3%下落しました。
当月の概況
- 米国債券は、堅調な経済指標から米政策金利がより長期間高止まりするとの懸念が強まり、特に米長期債の利回りが大きく上昇(債券価格は下落)しました。
- 米国外の債券は、ドイツをはじめとした欧州諸国を中心に、経済指標でインフレ率の低下傾向が示されたことや、中東における地政学的リスクが意識されたことで、国債利回りがやや低下(債券価格は上昇)しました。
※当ファンドは為替フルヘッジを実施しており、外貨の変動による影響は低減されています。
Greenファンド(グローバル複合戦略ポートフォリオ(G))の当月の基準価額は5.7%下落しました。
当月の概況
- 戦略別では、主にバリュー戦略、ディフェンシブ戦略、スキュー戦略がマイナスに寄与しました。モメンタム戦略が若干プラスに寄与しましたが、全体としてはマイナスに推移しました。
- バリュー戦略では、主に割安度の観点から魅力度の高い米国債の買い持ちがマイナスに寄与しました。同資産クラスの価格は、米国の金利上昇により月を通じて下落基調で推移しました。
- ディフェンシブ戦略では、低リスク性の観点から魅力度が高い米国債の買い持ちが最もマイナスに寄与しました。
- スキュー戦略では、主に金先物の売り持ちがマイナスに寄与しました。リターンの非対称性の観点から投資対象の魅力度を測るスキュー戦略では、金先物を売り持ちしておりましたが、中東情勢の悪化によるリスク回避の動きから金先物の価格が上昇し、マイナスに寄与しました。
宝くじのように、通常は少額のマイナスが生ずるが、ごく稀に大きなプラスのリターンが発生するような投資(又は逆に、通常は少額のプラスが生ずるが、ごく稀にリターンが大きくマイナスになるような投資)について『リターンに非対称性がある』と表現します。 詳細はこちらの記事(『2 | 運用戦略について』)の「宝くじ効果」をご覧ください。
今後の方針
- 引き続き各国の金融政策について不確実性の高い環境が続くことが予想されますが、今後とも個別戦略の改善・開発を通じて、特定のカテゴリや資産からの寄与が過度に大きくならないように留意しつつ長期的な資産価値の向上に継続して取り組んで参ります。
※当ファンドに関する詳細は「Greenファンドの基準価額下落と米金融政策の関係性、およびファンドの今後の見通しにつきまして 」 をご参照ください。
(2024年1月24日修正済み)
(ご参考)
各ファンドのパフォーマンス詳細はこちら
SUSTENのリスク・プレミアム(収益源泉)比較分類はこちら
Greenファンドのエクスポージャー詳細はこちら
パフォーマンス寄与度は円換算ベースのリターンから算出しています。Redファンド、Blueファンドの「為替ヘッジ損益その他」は、為替の変動の他、諸経費等が含まれております。
配分比率は作成基準月末時点でのポートフォリオにおけるターゲット・ウェイトを表示しています。各資産の構成銘柄については追記をご参照ください。Greenファンドはポートフォリオにおける各投資戦略のリスク・アロケーションを表示しています。四捨五入した数値であるため、合計が100%にならないことがあります。
Redファンドの米国株式は2022年7月以降、先物での組入れとなったため、エクスポージャー表記(現金を含む短期金融資産の表示なし)に変更しました。詳細はhttps://b.susten.jp/SUSTEN_LETTER_20220801をご覧ください。
Greenファンドの個別戦略のパフォーマンスはモデルベースの計測である為、実際のGreenファンドのパフォーマンスと乖離が生じる場合があります。
ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
上記は過去の運用実績およびデータであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
追記
- 本資料は、株式会社sustenキャピタル・マネジメント(以下「弊社」といいます。)が最終投資家向けの情報提供を目的として作成したものです。
- 本資料は、弊社が信頼できると判断した情報等に基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を保証するものではありません。
- 本資料に記載された市況や見通し等は、本資料作成時点での弊社の見解であり、将来の動向や結果を示唆あるいは保証するものではありません。また、将来予告なしに変更する場合もあります。
- 本資料に記載された過去の運用実績、シミュレーションおよびバックテストは、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当ファンド構成銘柄
グローバル株式インデックス・ポートフォリオ(M) MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 グローバル資産分散ポートフォリオ(R) 米国株式: S&P500 E-MINI 先物(買建) 先進国株式: VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF 新興国株式: VANGUARD FTSE EMERGING MARKETS ETF ハイ・イールド債券: SPDR BLOOMBERG HIGH YIELD BOND ETF グローバル債券ポートフォリオ(B) 米国投資適格債券:VANGUARD TOTAL BOND MARKET ETF 先進国投資適格債券(米国除く): VANGUARD TOTAL INTERNATIONAL BOND ETF
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