2025年8月25日〜8月29日 ウィークリーマーケットレポート
SUSTENでは毎週、前週のマーケットの動きをレポートにしています!

先週(2025年8月25日〜8月29日)の米国市場の動きを振り返ってみましょう。
米国株式はほぼ横ばいで推移しました。8/28にかけては、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げ観測が強まる中、米国の第2四半期国内総生産(GDP)が予想を上回ったことなどが好感され、株価は上昇しました。8/29にはPCEデフレータ②がやや上昇するも市場予想通りであった一方で、AI関連銘柄が業績の先行き不安で下落し市場全体を押し下げ、それまでの上昇分を打ち消しました。
8/26には、トランプ米大統領が住宅ローンに関わる不正疑惑でFRBクック理事を解任する意向との報道①からFRBの独立性に対する懸念が強まる一方で、9月の利下げ期待が高まったことなどから、8/28にかけて米国債の利回りは小幅に低下しました。8/29にPCEデフレータ②の伸びが確認されると利回りは下げ止まりました。
ドル円は、FRBクック理事解任意向の報道①によりFRBの独立性が懸念されたことなどから円高ドル安に振れる場面もありましたが、週を通してはほぼ横ばい(小幅な円安ドル高)で着地しました。

- この週は、インフレ関連で注目されたPCE価格指数や企業業績で注目されたNVDAの決算がほぼ予想通りの内容で、全般に落ち着いた展開でした。
- 米国の債券利回りはその前週のジャクソンホール会議でのパウエル議長発言を受けて低下傾向でしたが、10年債と2年債との利回りの差が徐々に拡大しており、8/29の時点で0.6%に達しました。約1年前には2年債の利回りの方が高かったことを考えると、米国の利回り曲線が大きく変化してきたことが分かります。7月分の雇用統計発表以来、10年債の利回りも下落傾向ですが、2年債よりも高止まりしている理由としては、トランプ政権の減税などで財政赤字の拡大が見込まれていること、インフレが再び加速する可能性を織り込んでいることなどが挙げられます。
- 政策金利が市場の織り込み通りに引下げられ、10年債の利回り水準が変わらないならば、米国の利回り曲線は今年12月末には約3年振りに「右肩上がり型」へと戻ることになります。日本の投資家にとっては為替ヘッジしてもインカム収益を期待できることになり、安定型資産としてのヘッジ付き米国債券の価値が見直されそうです。
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