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メディア紹介社内勉強会SUSTEN 社内勉強会 Vol.58 2024年9月2日~9月6日の振り返り
SUSTENでは、金融業界未経験のメンバーを中心に、より金融知識を深めるべく毎週社内勉強会を開催しています!
先週(9/2~9/6)の米国市場の動きを振り返ってみましょう。
※9/2はLabor Day(「労働者の日」の祝日)のため、米国市場は休場でした。
米国株式は下落しました。9月3日発表の米ISM製造業景気指数①が予想を下回ったことや、9月6日発表の雇用統計②における非農業部門雇用者数が予想を下回ったこと、米国の過去2カ月の雇用者数の下方修正があったことなどから、米国内の労働市場の減速が示され、景気の先行きに対する警戒感が広まり株価は週を通して下落しました。
米10年債の利回りは低下しました。予想を下回るISM製造業景気指数、JOLTS求人件数や雇用統計の一部結果から労働市場の減速傾向が示されたことで、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げがより早く進むのではとの観測から、短期債を中心に米債利回りは低下しました。2年債・10年債の逆イールドは解消しました。
為替は円高ドル安となりました。ISM製造業景気指数や米国の雇用関係の指標などで弱い数値が続き、米債利回りが低下したことを受けて、前週末終値の146円台から142円台まで円高が進行しました。
雇用統計_非農業部門雇用者数
米国の雇用統計は労働市場のデータで、非農業部門雇用者数(前月比)、失業率、平均時給などを含みます。公表時期は対象月の翌月初(金曜日)です。米連邦準備制度理事会(FRB)が物価の安定と並んで雇用の最大化を目標としている中、金融政策に直接影響する指標として注目されています。
9/6に公表された8月の非農業部門雇用者数の伸びは14.2万人と市場予想の16.4万人を下回り、7月と6月の数値も下方改定されたため、3ヵ月移動平均で見た増加数は11.6万人と2020年7月以降で最も低くなりました。過去5年間の中央値が20万人強であったことを勘案すれば、米国の労働市場が減速していることがよく分かります。債券市場では、年内にあと3回開催される連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ幅をより大きく織り込むようになり(計1.0~1.25%程度、9月9日時点)、株式市場は利下げ期待よりも景気減速への懸念に反応する地合いとなっています。
追記
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