最終投資家限資料 資料作成日:2025年9月24日
2025年8月の運用状況
当月の概況
- 米国株式 上昇しました。8/1発表の米雇用統計が労働市場の急速な減速を示したため、月初は株価が下落して始まりました。その後、7月の消費者物価指数(CPI)の伸びが想定内に収まり、トランプ関税による物価への影響が限定的であったことや、8/22のジャクソンホール会議にて米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が今後の利下げの可能性を示唆したことなどから、株価は月を通して上昇しました。
- 米国外の株式 欧州株式は、月半ばまでは米国株式同様上昇しましたが、後半にはフランスの少数与党政権崩壊の可能性が不安視されたことなどが重しとなり、小幅な上昇に留まりました。日本株式は、対米関税交渉の進展期待や、堅調な企業決算などから米国を上回る上昇となりました。中国株式も、米中関税停止の再延期などから、ハイテク株を中心に上昇しました。
- 為替相場 米ドルは、月を通して米国の債券利回りが低下する中で円高ドル安が進行し、ファンドにマイナスに寄与しました。ユーロは、欧州の利下げサイクルが一服したとの見方が広まる中、ほぼ横ばいで推移(対円で小幅上昇)し、ファンドにプラスに寄与しました。
当月の概況
- 株式その他 米国株式、米国以外の先進国株式、新興国株式、ハイ・イールド債はいずれもプラスに寄与しました。(なお、当ファンドでは株式市場への連動性をインデックス対比で約3割高くしています。この値は資料作成時点の市場見通しに基づくもので、今後予告なしに変更する場合があります。)
- 為替相場 為替はマイナスに寄与しましたが、為替ヘッジ比率をファンドの純資産総額の約4割弱(実質株式保有比率の約半分)としていることから為替市場の影響はその分抑えられました。
当月の概況
- 米国株式 米国市場全体は上昇したものの、当ファンドの組入れ銘柄においては値上りと値下りがほぼ拮抗する結果となりました。個別銘柄では、eコマースプラットフォームを開発するカナダのテクノロジー企業のショッピファイなどが上昇し、暗号資産の取引、保管、金融サービスを扱うプラットフォームを提供するコインベース・グローバルなどが下落しました。
- 為替相場 円高ドル安が進行し、ファンドにマイナスに寄与しました(マネーフォワード全世界株式インデックスの項をご参照ください)。
※ 比率はGEOMAXマザーファンドの純資産総額比です。表示桁未満の数値は四捨五入しています。
※業種はGICS(世界産業分類基準)で分類しています。GICSに関する知的所有権等はS&PおよびMSCI Inc.に帰属します。
当月の概況
- 米国債券 債券利回りは低下しました(債券価格は上昇)。月初は、米雇用統計が悪化したことから大幅に利回りは低下しました。月半ばにかけては、米生産者物価指数(PPI)などの指標が予想を上回り上昇する場面もありましたが、ジャクソンホール会議におけるFRBの利下げ示唆を機に利回りは再び低下し、月を通しても利回りは低下の結果となりました。
- 米国外の債券 ユーロ圏では、月前半は、米国債券市場の影響を受けつつもドイツの財政拡大への懸念などから利回りは上昇しました。月後半は、FRBの利下げ示唆に加えてフランスの政局不安などから利回りは下落に転じ、月を通してはほぼ横ばいとなりました。
※当ファンドは為替フルヘッジを実施しており、外貨の変動による影響は低減されています。
当月の概況
- 主なプラス寄与 低リスク性の観点からディフェンシブ戦略などで買い持ちしていた米国債の利回りが低下(債券価格は上昇)したことから、債券ポジション全体および金利先物オプションのポジションは、ファンドにプラスに寄与しました。また、価格動向の観点からモメンタム戦略などで買い持ちしていた金が上昇したことなどから、商品ポジション全体でプラスに寄与しました。金の上昇は、米国における利下げ期待の高まりなどから、資産としての相対的な魅力度が高まったことが要因です。
- 主なマイナス寄与 モメンタム戦略などで売り持ちしていた日本円が上昇したことなどから、通貨ポジション全体でマイナスに寄与しました。
今後の方針
- 米国FRBの金融引締め姿勢からの転換を含め、主要各国・地域での金融政策の見直しが進められつつある中で、株式、債券、通貨などの資産価格においてもトレンドの変化や不規則な変動が生ずる可能性が高まっています。引き続き、金利オプションを活用しながら債券の下落リスク抑制を図りつつ、個別戦略の開発・改善、特に機械学習を活用したモデルの向上に取り組み、パフォーマンスの改善を図ってまいります。
ご参考
グローバル複合戦略ポートフォリオ(G)のエクスポージャー詳細はこちら
各ファンドのパフォーマンス詳細はこちら
追記
- 本資料は、株式会社sustenキャピタル・マネジメント(以下「弊社」といいます。)が最終投資家向けの情報提供を目的として作成したものです。
- 本資料は、弊社が信頼できると判断した情報等に基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を保証するものではありません。
- 本資料に記載された市況や見通し等は、本資料作成時点での弊社の見解であり、将来の動向や結果を示唆あるいは保証するものではありません。また、将来予告なしに変更する場合もあります。
- 本資料に記載された過去の運用実績は、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
- ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
- 目標資産比率は作成基準月末時点でのポートフォリオにおけるターゲット・ウェイトを表示しています。各ファンドの組み入れ資産については以下をご参照ください。
組み入れ資産の詳細
- マネーフォワード全世界株式インデックスファンド:
- 米国株式:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の投資先となる米国株式、およびS&P500 E-MINI 先物(買建)
- 米国外の株式:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の投資先となる株式(米国除く)
- グローバル資産分散ポートフォリオ(R):
- 米国株式:S&P500 E-MINI 先物(買建)
- 先進国株式(米国除く): VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF
- 新興国株式: VANGUARD FTSE EMERGING MARKETS ETF
- ハイ・イールド債券: SPDR BLOOMBERG HIGH YIELD BOND ETF
- グローバル債券ポートフォリオ(B):
- 米国債券:VANGUARD TOTAL BOND MARKET ETF
- 先進国債券(米国除く): VANGUARD TOTAL INTERNATIONAL BOND ETF
本資料の一部または全部を、弊社の書面による事前承諾なく(I)複写、写真複写、あるいはその他いかなる手段において複製すること、あるいは(II)受領者に所属する役職員あるいは受領者の委任を受けた代理人以外の第三者に再配布することを禁じます。
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