最終投資家限資料 資料作成日:2023年10月19日
2023年9月の運用状況
Maroonファンド(グローバル株式インデックス・ポートフォリオ(M))の当月の基準価額は1.3%下落しました。
当月の概況
- 米国株式は下落しました。総じて堅調な経済指標の下、長期金利が高めに推移する中で下落基調の展開となりました。下旬に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)で米連邦準備制度理事会(FRB)が2025年までの金利見通しを引上げたことから米長期金利の更なる上昇が重しとなり、月を通して株価は下落しました。
- 米国外の株式は、日本株がプラスとなったものの、欧州株・中国株などが下落しました。中旬には欧州中央銀行(ECB)が利上げの打ち止めを示唆したことが好感され欧州株が上昇する局面もありましたが、全般に米FRBによる金融引き締めの長期化懸念から米国株式に追随し下落しました。
- 為替相場は、円安の進行がプラスに寄与しました。ファンドとしては株式の影響度が最も強く、全体としてマイナスのパフォーマンスとなりました。
Redファンド(グローバル資産分散ポートフォリオ(R))の当月の基準価額は3.2%下落しました。
当月の概況
- Maroonファンド同様、世界の主要株式市場の動向に影響を受けました。
- Maroonファンド同様、株式はマイナス寄与、為替はプラス寄与となりましたが、為替ヘッジ比率を約50%としていることから、為替市場の影響は半分程度でした。
Blueファンド(グローバル債券ポートフォリオ(B))の当月の基準価額は2.4%下落しました。
当月の概況
- 米国債券は、強い米経済指標からインフレ圧力が継続し、FRBによる金融引き締めが長期化する懸念が強まったことから債券利回りが上昇基調(債券価格は下落)となり、FOMCで今後数年間の政策金利見通しが引上げられたことから特に長期債の利回りが上昇しました。
- 米国外の債券は、米国債券の利回りにおおむね連動し、ドイツ国債などの利回りが上昇(債券価格は下落)してファンドにマイナスの影響を与えました。欧州債券市場では、欧州中央銀行(ECB)が0.25%の利上げを決定した一方で今後の利上げを見送る可能性を示しましたが影響は限定的でした。
※当ファンドは為替フルヘッジを実施しており、外貨の変動による影響は低減されています。
Greenファンド(グローバル複合戦略ポートフォリオ(G))の当月の基準価額は5.7%下落しました。
当月の概況
- 戦略別では、主にバリュー戦略、ディフェンシブ戦略、フロー戦略がマイナスに寄与しました。スキュー戦略が若干プラスに寄与しましたが、全体としてはマイナスに推移しました。
- バリュー戦略では、主に割安度の観点から魅力度の高い米国債の買い持ちが最もマイナスに寄与しました。同資産クラスの価格は、米国の金利上昇により月を通じて下落基調で推移しました。
- ディフェンシブ戦略では、低リスク性の観点から魅力度が高い米国債の買い持ちが最もマイナスに寄与しました。
- フロー戦略では、主に米国の金融環境に着目して買い持ちしていた米国株と、インフレ率に対する見通しの観点から魅力度が高く買い持ちしていた英ポンドがマイナスに寄与しました。これまで金融引き締めを継続してきたイングランド銀行(英中央銀行)が、英国内のインフレの鈍化傾向が示されたことを受けて政策金利の据え置きを決定したことなどから、ポンドが円に対して下落しました。
今後の方針
- 引き続き各国の金融政策について不確実性の高い環境が続くことが予想されますが、今後とも個別戦略の改善・開発を通じて、特定のカテゴリや資産からの寄与が過度に大きくならないように留意しつつ長期的な資産価値の向上に継続して取り組んで参ります。
※当ファンドに関する詳細は「Green ファンドの特性と足元の市場環境につきまして 」 をご参照ください。
(2024年1月24日修正済み)
(ご参考)
各ファンドのパフォーマンス詳細はこちら
SUSTENのリスク・プレミアム(収益源泉)比較分類はこちら
Greenファンドのエクスポージャー詳細はこちら
パフォーマンス寄与度は円換算ベースのリターンから算出しています。Redファンド、Blueファンドの「為替ヘッジ損益その他」は、為替の変動の他、諸経費等が含まれております。
配分比率は作成基準月末時点でのポートフォリオにおけるターゲット・ウェイトを表示しています。各資産の構成銘柄については追記をご参照ください。Greenファンドはポートフォリオにおける各投資戦略のリスク・アロケーションを表示しています。四捨五入した数値であるため、合計が100%にならないことがあります。
Redファンドの米国株式は2022年7月以降、先物での組入れとなったため、エクスポージャー表記(現金を含む短期金融資産の表示なし)に変更しました。詳細はhttps://b.susten.jp/SUSTEN_LETTER_20220801をご覧ください。
Greenファンドの個別戦略のパフォーマンスはモデルベースの計測である為、実際のGreenファンドのパフォーマンスと乖離が生じる場合があります。
ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
上記は過去の運用実績およびデータであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
追記
- 本資料は、株式会社sustenキャピタル・マネジメント(以下「弊社」といいます。)が最終投資家向けの情報提供を目的として作成したものです。
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- 本資料に記載された過去の運用実績、シミュレーションおよびバックテストは、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当ファンド構成銘柄
グローバル株式インデックス・ポートフォリオ(M) MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 グローバル資産分散ポートフォリオ(R) 米国株式: S&P500 E-MINI 先物(買建) 先進国株式: VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF 新興国株式: VANGUARD FTSE EMERGING MARKETS ETF ハイ・イールド債券: SPDR BLOOMBERG HIGH YIELD BOND ETF グローバル債券ポートフォリオ(B) 米国投資適格債券:VANGUARD TOTAL BOND MARKET ETF 先進国投資適格債券(米国除く): VANGUARD TOTAL INTERNATIONAL BOND ETF
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