最終投資家限資料 資料作成日:2023年9月19日
2023年8月の運用状況
Maroonファンド(グローバル株式インデックス・ポートフォリオ(M))の当月の基準価額は0.3%上昇しました。
当月の概況
- 米国株式は下落しました。予想を上回る7月米小売売上高や、7月分の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨がさらなる金融引き締めを想定した内容だったことに起因する利上げ警戒感が要因です。下旬には景気の減速を示唆する指標の公表、ジャクソンホール会議でのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長発言がほぼ予想の範囲内であったこと等から若干値を戻しました。
- 米国外の株式は、欧州株・中国株などが下落しました。米国市場の影響のほか、ユーロ圏や中国における成長鈍化懸念などから下落しました。
- 為替相場は、円安の進行がプラスに寄与しました。ファンドとしては為替の影響度が最も強く、全体としてプラスのパフォーマンスとなりました。
Redファンド(グローバル資産分散ポートフォリオ(R))の当月の基準価額は0.6%下落しました。
当月の概況
- Maroonファンド同様、世界の主要株式市場の動向に影響を受けました。
- Maroonファンドと同様、株式はマイナス寄与、為替はプラス寄与となりましたが、為替ヘッジ比率を約50%としていることから、為替市場の影響は半分程度でした。
Blueファンド(グローバル債券ポートフォリオ(B))の当月の基準価額は0.9%下落しました。
当月の概況
- 米国債券は、強い米経済指標が相次いだことや7月分のFOMCの議事要旨の内容からFRBによる金融引き締め継続の見通しが強まり、利回りが上昇(債券価格は下落)しました。
- 米国外の債券は、ドイツ国債などの利回りが上昇(債券価格は下落)してファンドにマイナスの影響を与えました。欧州債券市場で米国の追加利上げを背景に、ドイツ国債の利回りはいったん上昇しました。その後は欧州各国の低調な経済指標を受けた欧州中央銀行(ECB)の利上げ見送り観測の台頭でやや低下し、月を通して利回りはやや上昇の結果となりました。
※当ファンドは為替フルヘッジを実施しており、外貨の変動による影響は低減されています。
Greenファンド(グローバル複合戦略ポートフォリオ(G))の当月の基準価額はほぼ横ばい(-0.02%の下落)となりました。
当月の概況
- 戦略別では、主にキャリー戦略がプラスに寄与しました。バリュー戦略、ディフェンシブ戦略はマイナスに寄与し、プラス分を打ち消す形となりました。
- キャリー戦略では、キャリー(保有期間利回り)の観点で魅力度の高い軽油先物やプラチナ先物の買い持ちなどがプラス要因となりました。軽油先物は冬期に向けての暖房需要増加や、サウジアラビアやロシアによる原油の減産などが買いに繋がりました。またプラチナは、米国債券利回りが低下した局面などで価格が上昇しました。
- バリュー戦略では、主に割安度の観点から魅力度の高い米国債の買い持ちがマイナスに寄与しました。一方で割高感から売り持ちしていた英国債はプラスに寄与しましたが、戦略全体としてはマイナスのパフォーマンスとなりました。
- ディフェンシブ戦略では、低リスク性の観点から魅力度が高く、買い持ちしていた米国債が最もマイナスに寄与しました。同資産クラスの価格は、米国の金利上昇により月を通じて下落基調で推移しました。
今後の方針
- 引き続き各国の金融政策について不確実性の高い環境が続くことが予想されますが、今後とも個別戦略の改善・開発を通じて、特定のカテゴリや資産からの寄与が過度に大きくならないように留意しつつ長期的な資産価値の向上に継続して取り組んで参ります。
※当ファンドに関する詳細は「Green ファンドの特性と足元の市場環境につきまして 」 をご参照ください。
(2024年1月24日済み)
(ご参考)
各ファンドのパフォーマンス詳細はこちら
SUSTENのリスク・プレミアム(収益源泉)比較分類はこちら
Greenファンドのエクスポージャー詳細はこちら
パフォーマンス寄与度は円換算ベースのリターンから算出しています。Redファンド、Blueファンドの「為替ヘッジ損益その他」は、為替の変動の他、諸経費等が含まれております。
配分比率は作成基準月末時点でのポートフォリオにおけるターゲット・ウェイトを表示しています。各資産の構成銘柄については追記をご参照ください。Greenファンドはポートフォリオにおける各投資戦略のリスク・アロケーションを表示しています。四捨五入した数値であるため、合計が100%にならないことがあります。
Redファンドの米国株式は2022年7月以降、先物での組入れとなったため、エクスポージャー表記(現金を含む短期金融資産の表示なし)に変更しました。詳細はhttps://b.susten.jp/SUSTEN_LETTER_20220801をご覧ください。
Greenファンドの個別戦略のパフォーマンスはモデルベースの計測である為、実際のGreenファンドのパフォーマンスと乖離が生じる場合があります。
ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
上記は過去の運用実績およびデータであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
追記
- 本資料は、株式会社sustenキャピタル・マネジメント(以下「弊社」といいます。)が最終投資家向けの情報提供を目的として作成したものです。
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- 本資料に記載された過去の運用実績、シミュレーションおよびバックテストは、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
当ファンド構成銘柄
グローバル株式インデックス・ポートフォリオ(M) MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 グローバル資産分散ポートフォリオ(R) 米国株式: S&P500 E-MINI 先物(買建) 先進国株式: VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF 新興国株式: VANGUARD FTSE EMERGING MARKETS ETF ハイ・イールド債券: SPDR BLOOMBERG HIGH YIELD BOND ETF グローバル債券ポートフォリオ(B) 米国投資適格債券:VANGUARD TOTAL BOND MARKET ETF 先進国投資適格債券(米国除く): VANGUARD TOTAL INTERNATIONAL BOND ETF
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