最終投資家限資料 資料作成日:2023年8月18日
2023年7月の運用状況
Maroonファンド(グローバル株式インデックス・ポートフォリオ(M))の当月の基準価額は2.2%上昇しました。
当月の概況
- 米国株式は、予想を上回る民間版の雇用統計の結果などから米連邦準備理事会(FRB)による利上げ姿勢の継続が警戒され、一時下落しました。しかしその後、各種経済指標から米経済のインフレ鈍化が示されたことや好調な企業決算などから株価は上昇に転じ、最終的にプラス圏での着地となりました。
- 米国外の株式は、欧州株・中国株などが上昇しました。米国経済の影響のほか、英大手金融機関のストレステストの結果が好感されたことや、中国共産党が景気支援策を強化したことが上昇に寄与しました。
- 為替相場は、円高ドル安が進行しました。FRBは7月の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利上げを行ったものの、米経済のインフレ鈍化傾向から金融引き締めサイクルが終わりに近づいているとの見方が強まっており、一方で日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)の修正を決めたことなどが要因です。
Redファンド(グローバル資産分散ポートフォリオ(R))の当月の基準価額は2.6%上昇しました。
当月の概況
- Mファンドと同様、株式についてはプラス寄与となりました。円高ドル安により為替はマイナス寄与となりましたが、為替ヘッジ比率を約50%としていることから為替市場の影響は半分程度でした。
Blueファンド(グローバル債券ポートフォリオ(B))の当月の基準価額は0.4%下落しました。
当月の概況
- 米国債券は、インフレ鈍化を示す指標に反応して利回りが低下(債券価格が上昇)する局面もあったものの、堅調な米経済指標が相次いだことからFRBによる利上げ姿勢の継続が警戒され、利回りが上昇(債券価格が下落)しました。当月のFOMCでの利上げ実施による影響は限定的でしたが、日銀のイールドカーブ・コントロール(YCC)修正案の報道を受けて、利回りは一段と上昇しました。
- 欧州債券は、ほぼ米国債券と同様の値動きで利回りが上昇(債券価格が低下)しました。なおECBは0.25%の利上げを実施した一方で追加の利上げについては今後のデータ次第とし、市場への影響は限定的でした。
※当ファンドは為替フルヘッジを実施しており、外貨の変動による影響は低減されています。
Greenファンド(グローバル複合戦略ポートフォリオ(G))の当月の基準価額は0.6%下落しました。
当月の概況
- 戦略別では、ディフェンシブ戦略、バリュー戦略が主なマイナスの寄与となりました。フロー戦略はプラス寄与となりましたが、全体としてはマイナスに推移しました。
- ディフェンシブ戦略では、低リスク性の観点から魅力度が高く、買い持ちしていた米国債が最もマイナスに寄与しました。同資産クラスの価格は、米国の金利上昇により月を通じて下落基調で推移しました。
- バリュー戦略では、主に割安度の観点から魅力度の高い米国債の買い持ちがマイナスに寄与しました。同資産クラスの価格は、金利上昇の影響を受けて当月は下落基調で推移しました。
- フロー戦略では、米国の金融環境に着目して買い持ちしていた米国株がプラスに寄与しました。
今後の方針
- 引き続き各国の金融政策について不確実性の高い環境が続くことが予想されますが、今後とも個別戦略の改善・開発を通じて、特定のカテゴリや資産からの寄与が過度に大きくならないように留意しつつ長期的な資産価値の向上に継続して取り組んで参ります。
※当ファンドに関する詳細は「Green ファンドの特性と足元の市場環境につきまして 」 をご参照ください。
(2024年1月24日修正済)
(ご参考)
各ファンドのパフォーマンス詳細はこちら
SUSTENのリスク・プレミアム(収益源泉)比較分類はこちら
Greenファンドのエクスポージャー詳細はこちら
パフォーマンス寄与度は円換算ベースのリターンから算出しています。Redファンド、Blueファンドの「為替ヘッジ損益その他」は、為替の変動の他、諸経費等が含まれております。
配分比率は作成基準月末時点でのポートフォリオにおけるターゲット・ウェイトを表示しています。各資産の構成銘柄については追記をご参照ください。Greenファンドはポートフォリオにおける各投資戦略のリスク・アロケーションを表示しています。四捨五入した数値であるため、合計が100%にならないことがあります。
Redファンドの米国株式は2022年7月以降、先物での組入れとなったため、エクスポージャー表記(現金を含む短期金融資産の表示なし)に変更しました。詳細はhttps://b.susten.jp/SUSTEN_LETTER_20220801をご覧ください。
Greenファンドの個別戦略のパフォーマンスはモデルベースの計測である為、実際のGreenファンドのパフォーマンスと乖離が生じる場合があります。
ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
上記は過去の運用実績およびデータであり、将来の運用成果等を保証するものではありません。ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
追記
- 本資料は、株式会社sustenキャピタル・マネジメント(以下「弊社」といいます。)が最終投資家向けの情報提供を目的として作成したものです。
- 本資料は、弊社が信頼できると判断した情報等に基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を保証するものではありません。
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当ファンド構成銘柄
グローバル株式インデックス・ポートフォリオ(M) MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信 グローバル資産分散ポートフォリオ(R) 米国株式: S&P500 E-MINI 先物(買建) 先進国株式: VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF 新興国株式: VANGUARD FTSE EMERGING MARKETS ETF ハイ・イールド債券: SPDR BLOOMBERG HIGH YIELD BOND ETF グローバル債券ポートフォリオ(B) 米国投資適格債券:VANGUARD TOTAL BOND MARKET ETF 先進国投資適格債券(米国除く): VANGUARD TOTAL INTERNATIONAL BOND ETF
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