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メディア紹介ウィークリーマーケットレポート2024年から制度変更となった新しいNISAについてお知りになりたい方は、当社が運営するNISA制度解説Webサイト「ポケットNISA」をご覧ください。
複利効果で資産を効率的にふやそう!複利効果を得やすい投資信託とは?
前回の記事では複利効果についてご紹介いたしました。
前回の復習
本記事では、複利効果を得やすい投資信託の特徴についてご紹介します!
複利効果を得やすい投資信託の特徴は?
投資信託においては投資家に運用成果等に基づいて分配金が支払われる仕組みとなっていますが、この分配金支払いの方針や分配金の受け取り方も運用成果を左右する要素の一つと言えます。
・預貯金等の利息:元本(元金)とは別に受け取ることができるお金。
・投資信託の分配金:投資信託の純資産の中から支払われるお金。分配金が支払われる場合、投資信託の純資産の減少や基準価額の下落が生ずる。
分配金の支払い方針は投資信託によって異なります。支払い頻度についても「毎月支払われるもの(毎月分配型ファンド)」や「年1 回だけのもの(年1 回決算型ファンド)」までさまざまです。
分配金が支払われずに投資信託の基準価額が上昇すれば、その分投資元本が増えることになるので、預貯金における複利効果と同様に、収益がさらに収益を生む効果が期待できます。
一方で分配金を受け取った場は、その分元本が減少します。 実際には起こり得ませんが、仮に10,000 円の基準価額が毎月200 円上昇し、毎月200 円の分配金が支払われる投資信託があったとすると、毎月200 円が手元に入るものの元本は一定です。よってこのケースは単利運用に近いと言えるでしょう。
「長期分散投資に!つみたてNISAの特徴とは?」では金融庁が定めたつみたてNISAの条件をご紹介しましたが、分配金についても「分配頻度が毎月出ないこと」という条件が定められています。
つまり、つみたてNISA ではどの商品を選択したとしても分配頻度は低いため、長期投資によって複利効果が期待できるということです。分配金を払出す方針の投信と実質的に払出さない方針の投信と比べると、後者の方が、運用の成果をそのまま投信の中で再投資できるので、言わば複利効果に近いものが実現できると言えます。
なお、つみたてNISA の対象として届出されている投信については、分配金を実際に支払っている銘柄はごく少数です。
いかがでしたでしょうか?
本記事では、複利効果についてご紹介いたしました。つみたてNISA でコツコツと長期運用を続けると、10 年後、20 年後には大きな複利効果を実感できるでしょう。
2024 年からは新しいNISA 制度が始まり、非課税保有期間も無期限となります。
長期間の非課税枠を上手く利用し、理想の資産形成を実現していただければ幸いです。