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メディア紹介ウィークリーマーケットレポートSUSTEN 社内勉強会 Vol.38 2024年3月25日~3月29日の振り返り
SUSTENでは、金融業界未経験のメンバーを中心に、より金融知識を深めるべく毎週社内勉強会を開催しています!
はしもと:先週(3/25~3/29、海外市場は3/22~3/28)の動きを振り返ってみましょう!株価はほぼ横ばい、債券も大きな動きもありませんでした。為替については、日銀の為替介入に対する警戒心が強まってやや円高になりましたね。
Andy:先週はあまり大きな動きがなかったですよね。PCE価格指数の公表を29日に控えて、やや様子見ムードだったように感じます。
ひろた:そうですね、今回は3月も終わり4月になったということもありますから、3月末までのSUSTENのファンドの運用実績を少し振り返ってみましょうか。
はしもと:いいですね。マーケットをウォッチすることも大事ですが、ファンドの運用実績も大事ですよね。SUSTENには現在、(1)Rファンド(グローバル資産分散ポートフォリオ)、(2)Gファンド(グローバル複合戦略ポートフォリオ)、(3)Bファンド(グローバル債券ポートフォリオ)、(4)マネーフォワード全世界株式インデックスファンド、(5)米国株式アグレッジブ・ポートフォリオ(GeoMax)の5本のファンドがあります。
ひろた:そうですね。このうち株式への投資比率が高い3ファンドであるRファンド、マネーフォワード全世界株式インデックスファンド、米国株式アグレッジブ・ポートフォリオ(GeoMax)については、過去6か月ほぼ同じリターンとなりました。
Andy:Rファンドは為替ヘッジあり、マネーフォワード全世界株式インデックスファンドと米国株式アグレッジブ・ポートフォリオ(GeoMax)は為替ヘッジなし、でしたよね。為替の影響はなかったのでしょうか?
ひろた:いいところに気付きましたね。過去6か月で見るとほぼ同じリターンですが、過去1年で見てみると、部分為替ヘッジあり(約50%)のRファンドのリターンが+28%、為替ヘッジなしのマネーフォワード全世界株式インデックスファンドのリターンが+40%となり、為替ヘッジなしのほうが急速に進んだ円安の恩恵を大きく受けていることがわかります。
はしもと:なるほど…。為替ヘッジの有無でリターンに大きな差が出るんですね。ですが、Rファンドのリターン+28%も、かなり好パフォーマンスと言えますよね。ほかのファンドはどうでしょうか?
ひろた:Gファンド(グローバル複合戦略ポートフォリオ)は過去6か月ではリターンは+6.3%、年初来の3か月を見てみると▲2.2%となっています。債券がポートフォリオの中心になっているBファンド(グローバル債券ポートフォリオ)が年初来3か月で▲2.0%であったことから見ても、ここ最近では以前より債券の値動きの影響が抑えられているように見受けられますね。Gファンドは年初来のリターンの各資産の寄与度を見るに、債券以外の資産が債券のマイナスを補っていて、例えば日本株を買い持ちし、日本円を売り持ちしていることがプラスに寄与しているようです。
Andy:Gファンドは3割程度、機械学習を活用して運用していると聞きましたが、そちらも順調のようですね。
ひろた:複数のファンドを組合わせたポートフォリオで見てみますと、RファンドとGファンドの基準価額を足して2で割った値が10,000円を超えて推移するようになり、この2ファンドの設定時に半分ずつ投資している場合は運用成績がプラスになっているはずです。また、Rファンド、Gファンドの単体のリスクよりも、この2ファンドに分散投資した場合のリスクのほうが小さくなっていて、期待通りのリスク分散効果が得られていると言えるでしょう。
今後ですが、米国の債券市場は2年債と10年債の利回りが逆転した状態が1年9カ月も続いていて、これだけ長い間この逆転状態が続くのは40年以上前の1978年以来です。10年債の利回りが先行して低下した一方で2年債の利回りが高止まりしている状態ですが、今後、予想通りに政策金利が下がっていくのであれば、基本的に米国2年債や10年債を買持ちしているGファンドに有利に働くと考えられますね。
はしもと:ありがとうございました!今日はここまでにしたいと思います。今後も、ファンドの動きとマーケットの情報をアップデートしていきましょう!