SUSTEN 社内勉強会 Vol.36
2024年3月19日 SUSTEN社内勉強会の様子
SUSTENでは、金融業界未経験のメンバーを中心に、より金融知識を深めるべく毎週社内勉強会を開催しています!
はしもと:先週(3/11~15、海外市場は3/8~14)の動きを振り返ってみましょう!
その前の週とは逆で、株式、債券共にマイナス、特に債券の利回りの上昇が目立ちました。為替もその前の週とは逆に円安ドル高が進みました。
Andy:この週は2月の米CPI(消費者物価指数)とPPI(生産者物価指数)の上昇率が予想を上回り、FRBの利下げ開始が後ずれする懸念がより高まりましたね。
はしもと:米国株式は年初から週次でプラスを続けていて、1月後半からはS&P500の史上最高値の更新が続いていましたが、この週は週次で今年初めてマイナスでした。
ひろた:エヌビディアなどのAI銘柄が株式市場を牽引していた感がありますが、ちょっと小休止かも知れませんね。ところで、史上最高値更新と聞くと、どんな印象ですか?
はしもと:そうですね、株式市場の強さや勢いを感じますが、最高値を更新したタイミングで投資すると後で値下りしてしまうかも、って思ったりもしますね。
ひろた:強気と弱気が入り混じっている感じですが、それが投資家の実感かもしれません。でも、過去の世界や米国の株式市場の数十年単位での長期的な値動きを見ると、多少の上げ下げはあるものの、右肩上がりで続いていますね。もしコンスタントに右肩上がりが続くのであれば、タイミングは早いほど良いことになりますよね。
Andy:株式が上昇し続けることって何か根拠があるのでしょうか?
ひろた:株式の価値の基となっているのは企業が生み出す利益ですよね。これが、継続的に増え続けているかがポイントです。企業の活動は経済全体とリンクしているので、経済全体が成長していれば利益も増えていそうですよね。では世界経済って長い目で見てどうなっていたでしょうか?
Andy:GDP成長のマイナスがずっと続いたという話は聞いたことがないので、基本的にはプラスが続いているんだと思います。経済が成長する限りは株式の価値も全体では増えているんですね。
ひろた:大筋ではそう考えて問題ないと思います。詳しくは別の機会に話しますが、株式市場の時価総額とGDPの関係に着目したバフェット指数というものがあり、つまり経済の成長と株価には強い関係があるということだと思います。
はしもと:ありがとうございました! 今日はここまでにしたいと思います。今後も、ファンドの動きとマーケットの情報をアップデートしていきましょう!