2025年8月18日〜8月22日 ウィークリーマーケットレポート
SUSTENでは毎週、前週のマーケットの動きをレポートにしています！
先週（2025年8月18日〜8月22日）の米国市場の動きを振り返ってみましょう。
週前半は、ジャクソンホール会議を前に様子見姿勢が広まる中、株価は下落しました。8/22には同会議でパウエル米連邦準備制度理事会（FRB）議長が、労働市場の下振れリスクに言及し、利下げの可能性を示唆したことなどから株価は上昇に転じ、週を通じてもプラスの結果となりました。
週前半は、ジャクソンホール会議を前に方向感に欠ける動きとなりました。8/21には8月の米製造業PMI速報値など複数の経済指標が予想を上回り、インフレリスクが意識されたことなどから利下げ期待が後退し、利回りがやや上昇しました。8/22には、同会議におけるパウエル議長の利下げを示唆する発言が好感され、米国債の利回りは大きく低下し、上昇分を打ち消す結果となりました。
週前半は、概ね米国債の利回りの動きに連動しました。ジャクソンホール会議を受けて米国債の利回りが急低下するとドル円も下落し、週を通しても小幅に円高ドル安が進行しました。
- この週は、ジャクソンホール会議での連邦準備理事会（FRB）パウエル議長の発言内容に注目が集まりました。
- 同議長は、従来と同様、労働市場軟化と物価上振れの２つのリスクに触れつつも、労働市場に関するリスクの増大が政策の調整（＝利下げ）の妥当性を高めている点を示唆しました。なお、直近7月の大幅な雇用者数減少は、労働力への需要と供給の両方の減少によるものとし、より重要な指標である失業率が若干の上昇に留まっている点にも言及しました。
- 市場では、本年中（2025年）に２～３回のペースで利下げが実施されるとの見方がより有力になっています。但し利下げへの期待が過度に高まっていない点は、今回の発言内容を市場が冷静に受け止めていることの現れとも言えます。
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