2025年5月26日〜5月30日 ウィークリーマーケットレポート
SUSTENでは毎週、前週のマーケットの動きをレポートにしています!
先週(2025年5月26日〜5月30日)の米国市場の動きを振り返ってみましょう。
米国株式は上昇しました。週初は、トランプ米大統領が欧州連合(EU)に対する高関税の発動期限延期を表明①したことなどから、株価は大幅に上昇しました。金曜にはトランプ大統領が中国に対し、米中が相互に関税率を引き下げるとの合意のほか、重要鉱物の取引に関する合意にも違反したと主張したことなどから、株価は一時不安定な動きとなりましたが、その後同氏が習近平国家主席との会談に意欲を示したことで米中対立の懸念が和らぎ、株価は週を通して上昇しました。
米10年債利回りは低下しました(債券価格は上昇)。日本の超長期債の発行減額観測②、米国の景気減速の可能性を示唆する経済指標に加えて、関税問題に係る動向の不透明さが高まったことなどから、債券買いの動きへと繋がりました。
ドル/円レートは、円安・ドル高が進行しました。日本の財務省が国債発行を減らす可能性があるとの見方から日本国債の利回りが低下②したことや、米国資産に対する懸念の緩和などからドル買いが進行し、週を通して円安ドル高が進行しました。
- この週は、引続きトランプ関税政策を巡る動向に左右される展開となり、一方で 4 月の中古住宅販売成約指数が前月比でマイナスとなるなど、景気の減速を示唆する経済指標がやや目立ちました。
- この週で他に注目されたのはエヌビディアの第4四半期決算でした。結果は今後の見通しを含めてほぼ予想に沿った堅調な内容となり、同社株は上昇したものの、市場全体への影響は限定的でした。
- 同社は直近の2年間(23年2月~25年1月)に、売上が約5倍、利益が約11倍と、時価総額上位の企業としては驚異的な成長を遂げました。2023年頃からは、四半期毎に市場予想を大きく上回る業績を公表し続けてきたことで、株価は数度にわたって1日で10%超上昇し、市場全体に大きく影響を与えました。2024年2月の決算発表では、個別銘柄として史上最大規模の時価総額の増加を記録し株式市場を大きく押し上げましたが、それ以降は徐々にそのインパクトが低下してきています。同社の売上や利益の成長率が鈍化傾向を見せている中で、上記の2年間のように市場予想を大きく上回る業績見通しを示すのが難しくなってきたように見受けられます。
- 同社の業績発表のインパクトが薄れてきたことは、市場を牽引するテーマが変化しつつあることの裏返しなのかもしれません。
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