2025年3月17日〜3月21日 ウィークリーマーケットレポート
SUSTENでは毎週、前週のマーケットの動きをレポートにしています!
先週(2025年3月17日〜3月21日)の米国市場の動きを振り返ってみましょう。
米国株式は上昇しました。週前半は連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた警戒感などから株価は不安定に推移し、小幅に下落しました。しかし週半ば以降は、FOMCで米連邦準備制度理事会(FRB)が、関税に伴うインフレ上昇が一過性のものになるとの認識を示したこと②に加え、トランプ米大統領が相互関税について柔軟に対応する姿勢③を示したことなどを受け、株価は上昇しました。週を通しては、小幅にプラスとなりました。
米10年債利回りは低下しました(債券価格は上昇)。週前半の米国債利回りはほぼ横ばいで推移しました。その後、FOMCでFRBが関税に伴うインフレ上昇が一過性のものになるとの認識を示した②ことなどを受け、週を通じて利回りは低下しました。しかし、フィラデルフィア連銀製造業景気指数が市場予想を上回る結果となったことなどから、利回りの低下幅は限定的となりました。
ドル/円レートは、円安・ドル高が進行しました。概ね米国債の利回りに連動し、FOMC後の発表内容を受けてドル円は下落しましたが、週を通しては円安ドル高で着地しました。なお19日の日銀金融政策決定会合①では政策金利が0.5%に据え置かれましたが、市場の予想通りであったことなどから影響は限定的でした。
- この週は今年2回目のFOMCがあり、パウエル議長の現状認識や今後の見通しに注目が集まりました。
- 年4回公表されるFOMC参加メンバーの経済見通し(いわゆるドットチャート※を含む)の中央値が示す通り、再来年(2027年)までのGDP成長率予測は引下げられ、来年までのインフレ率の予測は若干引上げとなりました。但し、インフレ率が来年以降に目標の2%に近づいていくという見通しが維持され、関税に伴うインフレ率上昇が一過性のものになるとの認識が示されたことが、市場に安心感を与えたように思われます。2月下旬以来下落基調だった株式市場も反転しています。
- 債券市場が織り込んでいる年内の政策金利利下げ回数は2~3回と、ドットチャートの中央値とほぼ一致しており、市場がFRBの利下げを過大に期待している状態ではありません。株式市場も、トランプ氏当選以来の株価上昇分がいったん消失した状況にありますが、市場全体が過度な楽観や悲観による影響から徐々に脱しつつあるのかもしれません。
※ドットチャートとは、FOMC参加メンバーの考える政策金利の今後の予想値を点(ドット)で表示するグラフのことで、FRBが四半期次で、FOMCの開催時に公表しています。今後の金利動向を予測するのに役立ちます。
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