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メディア紹介社内勉強会サービス1周年のご挨拶
投資家の皆様こんにちは、株式会社sustenキャピタル・マネジメント代表取締役の岡野大です。おまかせ資産運用サービスSUSTENは、おかげ様で2月15日にサービスイン1周年を迎えることができました。開始間もない資産運用サービスにも関わらずご期待いただき、誠にありがとうございます。
この1年間は、過去40年で見ても稀に見る大変な相場環境となり、サービスをご利用いただいている投資家の皆様にはさぞご心配をおかけしていることかと存じます。世界の先進国株式市場こそやや上昇(+7.9%、米ドルベース)したものの、国債市場は過去に類を見ない水準(-8.5%、米ドルベース)の最悪の1年となりました。暦年ベースの数字と比較しても、そのマイナスの大きさは際立っており、債券の投資家にとってはまさに40年に1度の逆風相場となっています。
この相場環境により、皮肉にも一般的に「安定」や「低リスク」と言われる債券中心のポートフォリオに損失が出ており、「積極」や「高リスク」と言われる株式中心のポートフォリオは株に救われることとなりました。この傾向はSUSTENも例外ではなく、債券比率の高い低リスクのタイプや、株式に依存しにくい景気独立系のタイプに歴史的に見て大きなマイナスが出ています。
サービスイン直後にこのような相場環境になってしまったことは本当に残念で、特に初めて投資をSUSTENで始めていただいた方には大きな失望や不安を与えてしまったことと想像すると、大変心苦しく思います。SUSTENは完全成果報酬型のサービスですので、私たちの最大の痛みはお客様に損失を与えてしまうことです。少しでも早く回復できるよう改善を続けていきます。
投資では、相場環境やタイミングを事前に選ぶことができません。投資を継続していれば数年に1度、このような逆風が起こります。SUSTENは強烈な嵐の中の船出とはなってしまいましたが、だからといって根本的にやることに変わりはありません。今後も長期投資の基本に忠実に、やるべきこと(長期的にリターンの期待できる資産や戦略に、常に投資し続けること)を丁寧に実行して参ります。利用者の過去最高評価(ハイ・ウォーター・マーク)を回復するまで私たちは運用報酬をいただきません。投資家の皆様におかれましても、ぜひ長期投資の観点でお付き合いをいただけますと幸いです。
さて相場環境以外にサービスインからの1年を振り返りますと、私には3つの反省がございます。2年目はまずこれらの課題の改善を図り、より利便性の高いサービスへ進化させていきます。
1つ目の反省は、情報提供の少なさです。
SUSTENは、機関投資家水準の資産運用を個人投資家にもご利用いただきたいという思いから生まれています。このため、一般的な個人向け資産運用サービスと比較すると投資対象や戦略の難易度が高く、わかりにくくなる可能性もあります。昨年9月より、メールにて月次のプレゼンテーションも提供しているところではございますが、「難しすぎる」「言葉の意味がわからない」というお叱りの声も多くいただきました。
このメディアでは、SUSTENに関連した話に限定せず、どちらかというとより一般的な資産運用のお話もご紹介をする予定です。順次コンテンツを拡充することで、初心者の方のみならず経験者の方にとっても面白いと思っていただけるような投資理論の背景や考え方を、わかりやすくご紹介していきたいと考えています。ぜひブックマークしていただき、お時間のある際にご覧いただければ幸いです。
2つ目の反省は、ポートフォリオの無料診断機能です。
SUSTENには、いくつかの簡単な質問にお答えいただくだけで、一人ひとりの投資家に合ったポートフォリオをご提案する無料診断機能がございますが、サービスイン後の統計を見ますと一定割合の方々が、能動的に診断とは別のポートフォリオを選択されていることがわかりました。「おまかせ資産運用サービス」をうたっているにもかかわらず、そのような納得感の低いポートフォリオをご提案してしまうのは、診断アルゴリズムの未熟さによるものと考えています。わずか数問の質問で利用者のニーズを推し量るには限界もあると考え、近い将来、改善された新・診断機能を公開予定です。
新・診断機能では、簡易診断と詳細診断の2種類のポートフォリオ診断機能をご用意します。簡易診断ではあくまでSUSTENが長期的に最適だと考えるポートフォリオを軸に診断が実行され、詳細診断ではより一人ひとりの投資家の性格やニーズ、現在の投資状況に寄せてポートフォリオをオーダーメイドする形を想定しています。この診断機能は、既に投資をしていただいている方にもご利用いただけるようになる予定ですので、機能が公開された際にはぜひお試しいただけましたら幸いです。
3つ目の反省は、景気連動型ポートフォリオのリスクの小ささです。
SUSTENのサービスを開始してから気付かされたことの1つに、想像以上に他社のサービスや投資手法とSUSTENを比較されることが多いということがありました。特に(リスクの大きさや性質は考慮されず)投資のリターン面のみで比較されることが多い印象を持っています。
SUSTENはもともと、短期的なリターンの大きさよりも、長期的なリスクあたりのリターンの大きさ(効率性)に重きを置き、初心者の方にも気軽に利用していただきたいという思想を持っています。このため一般的なロボットアドバイザーやインデックス投資を比較すると、現状最も大きなリスクを取った場合でも相対的にリスクが小さくなっています。
ただ、このままでは他の資産運用手法と比較すると効率が良くなろうとも、そのリスクの小ささの分だけ中長期的にはリターン面で不利になる可能性もあり、投資家の皆様の評価が思わぬ方向に行ってしまう懸念もあります。この部分を改善するために景気連動型ポートフォリオに対しては投資比率や為替ヘッジ比率を維持したうえでインデックス投資と同等のリスクとなるように調整を加えることを検討中です。
以上が、初年度を振り返ったときの3つの大きな反省点と今後改善予定のポイントです。これら以外にも反省点はたくさんございますし、私たちは運用戦略の改善は当然のこと、日々サービス利便性の向上を図って開発を続けています。先日は、ご要望の多かった出金時の二段階認証によるセキュリティ向上が実装され、近日中にはこちらもご要望の多いモバイルアプリの公開も予定しています。
今後、マーケティングも一層本格化させていき、より多くの投資家の方に利用していただけるよう飛躍させていく予定です。また、創業来の思いでもありSUSTENの名前の由来でもある、プロジェクトSUS10を今年中に発足します。本文ではお伝えしきれないことも多いですが、皆様のご期待にお応えすべく全社一丸となって進んでいきます。今後もご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。
追記
- 本資料は、株式会社sustenキャピタル・マネジメント(以下「弊社」といいます。)と投資一任契約を締結されているお客様に対する情報提供を目的として作成したものであり、特定の投資商品の推奨(有価証券の取得の勧誘)を目的としたものではありません。
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