最終投資家限資料 資料作成日:2025年6月16日
2025年5月の運用状況
マネーフォワード全世界株式インデックスファンドの当月の基準価額は6.8%上昇しました。
当月の概況
- 米国株式 米国株式は大きく上昇しました。議会下院の減税法案可決に伴う長期金利上昇と共に下落する局面もあったものの、米中間の相互関税引き下げ合意や米英通商協定合意といった貿易摩擦緩和の動きやインフレ指数の落着きが好感され、月全体では大幅なプラスとなりました。
- 米国外の株式 欧州株式、中国株式は、米中間の相互関税引き下げ合意などに起因する米国株式の持ち直しを受けて上昇しました。日本株式も、関税問題への懸念緩和や円安の進行などに支えられ、月を通して堅調に推移しました。
- 為替相場 米ドルは、月を通じて不安定な値動きとなる中、関税問題の緩和による米国資産への懸念後退や、日銀による経済・物価見通しの下方修正などからドル買いが優勢となり、月全体では円安ドル高が進行しファンドにプラスに寄与しました。ユーロも、関税問題の緊張感が和らぎ、欧州債券への資金逃避が収まったことで欧州債の利回りが上昇したことなどからユーロ買いが進行し、ファンドにプラスに寄与しました。
グローバル資産分散ポートフォリオ(R)の当月の基準価額は8.1%上昇しました。
当月の概況
- 株式その他 米国株式、米国以外の先進国株式、新興国株式、ハイ・イールド債はいずれもプラスに寄与しました。(なお、当ファンドでは株式市場への連動性をインデックス対比で約3割高くしています。この値は資料作成時点の市場見通しに基づくもので、今後予告なしに変更する場合があります。)
- 為替相場 為替はプラスに寄与しましたが、為替ヘッジ比率をファンドの純資産総額の約4割弱(実質株式保有比率の約半分)としていることから為替市場の影響はその分抑えられました。
米国株式アグレッシブ・ポートフォリオ(GeoMax)の当月の基準価額は16.8%上昇しました。
当月の概況
- 米国株式 当ファンドの組入銘柄は全20銘柄がプラスとなり、その内14銘柄が10%以上値上りするなど好調に推移し、その結果、当ファンドの基準価額は市場平均を大きく上回って上昇しました。個別銘柄では、米国大手エネルギー企業のコンステレーション・エナジーや、マイクロコントローラー、アナログ半導体などを提供する半導体メーカーのマイクロチップ・テクノロジーが大きく上昇しました。
- 為替相場 円安ドル高が進行し、ファンドにプラスに寄与しました(マネーフォワード全世界株式インデックスの項をご参照ください)。
※ 比率はGEOMAXマザーファンドの純資産総額比です。表示桁未満の数値は四捨五入しています。
※業種はGICS(世界産業分類基準)で分類しています。GICSに関する知的所有権等はS&PおよびMSCI Inc.に帰属します。
グローバル債券ポートフォリオ(B)の当月の基準価額は0.8%下落しました。
当月の概況
- 米国債券
- 米国外の債券 ユーロ圏でも、貿易摩擦緩和の動きに伴い米国と同様にリスク資産への選好が高まった一方、経済見通しへの懸念が継続しインフレも低位で推移する中、欧州中央銀行(ECB)の次回利下げ姿勢に変化がないと見られたことなどから、欧州債の利回りは若干の上昇に留まりました。
債券利回りは上昇しました(債券価格は下落)。貿易摩擦緩和の動きに伴うリスク資産への選好の高まり、トランプ米大統領が掲げた減税法案による政府債務の増加懸念や、低調な米国債の入札結果などにより、長期債を中心として米国債の利回りが上昇しました。
※当ファンドは為替フルヘッジを実施しており、外貨の変動による影響は低減されています。
グローバル複合戦略ポートフォリオ(G)の当月の基準価額は4.9%下落しました。
当月の概況
- 主なマイナス寄与 低リスク性の観点からディフェンシブ戦略で買い持ちしていた米国債や金利オプション(SOFR先物・コールオプション)は、米国債の利回りが上昇したことから価格が下落し、ファンドにマイナスに寄与しました。また、機械学習戦略で売り持ちしていたプラチナが上昇したことから、商品ポジション全体でマイナスに寄与しました。プラチナの上昇は、中国における需要増加などが要因です。
- 主なプラス寄与 機械学習戦略などで買い持ちしていた米国株が上昇したことなどから、株式ポジション全体でプラスに寄与しました。価格動向の観点からモメンタム戦略などで売り持ちしていた日本円が下落したことから、通貨ポジション全体でプラスに寄与しました。
今後の方針
- トランプ政権による各国との通商協定の合意が進みつつあるものの、政策の不確実性などを背景として、景気後退への懸念は引き続き意識されています。主要各国・地域のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の変化の可能性が浮上しつつある中で、株式、債券、通貨などの資産価格においても不規則な変動が生ずるリスクがあります。引き続き、金利オプションを活用しながら債券の下落リスク抑制を図りつつ、個別戦略の開発・改善、特に機械学習を活用したモデルの性能向上に取り組み、パフォーマンスの改善を図ってまいります。
ご参考
グローバル複合戦略ポートフォリオ(G)のエクスポージャー詳細はこちら
各ファンドのパフォーマンス詳細はこちら
追記
- 本資料は、株式会社sustenキャピタル・マネジメント(以下「弊社」といいます。)が最終投資家向けの情報提供を目的として作成したものです。
- 本資料は、弊社が信頼できると判断した情報等に基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を保証するものではありません。
- 本資料に記載された市況や見通し等は、本資料作成時点での弊社の見解であり、将来の動向や結果を示唆あるいは保証するものではありません。また、将来予告なしに変更する場合もあります。
- 本資料に記載された過去の運用実績は、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
- ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
- 目標資産比率は作成基準月末時点でのポートフォリオにおけるターゲット・ウェイトを表示しています。各ファンドの組み入れ資産については以下をご参照ください。
組み入れ資産の詳細
- マネーフォワード全世界株式インデックスファンド:
- 米国株式:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の投資先となる米国株式、およびS&P500 E-MINI 先物(買建)
- 米国外の株式:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の投資先となる株式(米国除く)
- グローバル資産分散ポートフォリオ(R):
- 米国株式:S&P500 E-MINI 先物(買建)
- 先進国株式(米国除く): VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF
- 新興国株式: VANGUARD FTSE EMERGING MARKETS ETF
- ハイ・イールド債券: SPDR BLOOMBERG HIGH YIELD BOND ETF
- グローバル債券ポートフォリオ(B):
- 米国債券:VANGUARD TOTAL BOND MARKET ETF
- 先進国債券(米国除く): VANGUARD TOTAL INTERNATIONAL BOND ETF
本資料の一部または全部を、弊社の書面による事前承諾なく(I)複写、写真複写、あるいはその他いかなる手段において複製すること、あるいは(II)受領者に所属する役職員あるいは受領者の委任を受けた代理人以外の第三者に再配布することを禁じます。
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