最終投資家限資料 資料作成日:2025年1月21日
2024年12月の運用状況
マネーフォワード全世界株式インデックスファンドの当月の基準価額は3.8%上昇しました。
当月の概況
- 米国株式 米国株式は、インフレ率の下げ止まり傾向から米連邦準備制度理事会(FRB)の2025年見通しにおいて利下げ回数が4回から2回に半減したことなどが重しとなり、若干のマイナスで着地しました。
- 米国外の株式 欧州株式は、月前半は欧州中央銀行(ECB)による利下げ観測の高まりや、中国の景気刺激策への期待感などから上昇したものの、後半にかけてFRBが2025年の利下げペース鈍化の見通しを示したことが嫌気されて下落し、月を通してはほぼ横ばいとなりました。中国株式は、景気刺激策への期待感などから上昇しました。日本株式は、月後半の米国株式の下落が重しとなりましたが、円安の進行などが支えとなり上昇しました。
- 為替相場 米ドル、ユーロともに対円で上昇し、ファンドにプラスに寄与しました。米ドルは、今後の米国の利下げペースの鈍化や日銀の利上げに係る慎重姿勢を背景に、月を通してほぼ一貫して対円で値上りしました。ユーロは、軟調な欧州経済の下でECBが段階的な利下げを継続するとの見方が維持される中、米ドルよりも対円での上昇幅は抑えられました。
グローバル資産分散ポートフォリオ(R)の当月の基準価額は2.3%上昇しました。
当月の概況
- 株式その他 米国株式、米国以外の先進国株式、ハイ・イールド債はマイナス、新興国株式はプラスに、それぞれ寄与しました。(なお、当ファンドでは株式市場への連動性をインデックス対比で約3割高くしています。この値は資料作成時点の市場見通しに基づくもので、今後予告なしに変更する場合があります。)
- 為替相場 為替はプラスに寄与しましたが、為替ヘッジ比率をファンドの純資産総額の約4割弱(実質株式保有比率の約半分)としていることから為替市場の影響はその分抑えられました。
当月の概況 米国株式アグレッシブ・ポートフォリオ(GeoMax)の当月の基準価額は9.3%上昇しました。
- 米国株式 業種・セクター面では、組入比率の約半分を占める半導体関連業種において、代表的銘柄のAI関連の売上高拡大の見込みなどから月を通じてプラスとなりました。個別銘柄では、半導体ソリューションなどを提供するブロードコムや半導体メーカーのマーベル・テクノロジー、電気自動車開発大手のテスラが上昇しました。
- 為替相場 米ドルが対円で上昇し、ファンドにプラスに寄与しました(マネーフォワード全世界株式インデックスファンドの項をご参照ください)。
※ 比率はGEOMAXマザーファンドの純資産総額比です。表示桁未満の数値は四捨五入しています。
※業種はGICS(世界産業分類基準)で分類しています。GICSに関する知的所有権等はS&PおよびMSCI Inc.に帰属します。
グローバル債券ポートフォリオ(B)の当月の基準価額は1.5%下落しました。
当月の概況
- 米国債券
- 米国外の債券 ユーロ圏では、ほぼ米国債と同様に、欧州債の利回りは上昇しました(債券価格は下落)。なおECBは12月の理事会で0.25%の利下げを行い、その後も利下げの継続を示唆したものの、FRBが追加利下げに慎重姿勢を示したことなどが利回りの上昇要因となりました。
債券利回りは上昇しました(債券価格は下落)。12月の連邦公開市場委員会(FOMC)では0.25%の利下げが決定したものの、米国経済の堅調さが持続的に示される中で、FRBによる2025年以降の利下げ観測が徐々に後退し、米10年債の利回りは約6カ月振りに4%台半ばまで大きく上昇(債券価格は下落)しました。
※当ファンドは為替フルヘッジを実施しており、外貨の変動による影響は低減されています。
グローバル複合戦略ポートフォリオ(G)の当月の基準価額は1.3%下落しました。
当月の概況
- 主なマイナス寄与 低リスク性の観点からディフェンシブ戦略などで買い持ちしていた米国債の利回りが上昇(債券価格は下落)したことなどから、債券ポジション全体および金利オプションのポジションは、ファンドにマイナスに寄与しました。また、機械学習戦略などで売り持ちしていた天然ガスが上昇したことなどから、商品ポジション全体でマイナスに寄与しました。天然ガスの上昇は、従来の予想よりも2025年1月の気温が寒冷化するとの予報から需要増加が見込まれたことや、寒波によるパイプラインの凍結が懸念され減産見通しが台頭したことなどが要因です。
- 主なプラス寄与 リターンの非対称性の観点からスキュー戦略などで売り持ちしていた日本円が下落したことなどから、通貨ポジション全体でプラスに寄与しました。また、機械学習戦略などで売り持ちしていた英国株が下落したことなどから、株式ポジション全体でプラスに寄与しました。
今後の方針
- 米国で再びトランプ政権が発足し、主要各国・地域のファンダメンタルズ(経済の基礎的条件)の変化やそれに対応した金融政策の見直しの可能性が浮上しつつある中で、株式、債券、通貨などの資産価格においてもトレンドの変化や不規則な変動が生ずる可能性が高まっています。引き続き、金利オプションを活用しながら債券の下落リスク抑制を図りつつ、個別戦略の開発・改善、特に機械学習を活用したモデルの向上に取り組み、パフォーマンスの改善を図ってまいります。
ご参考
グローバル複合戦略ポートフォリオ(G)のエクスポージャー詳細はこちら
各ファンドのパフォーマンス詳細はこちら
追記
- 本資料は、株式会社sustenキャピタル・マネジメント(以下「弊社」といいます。)が最終投資家向けの情報提供を目的として作成したものです。
- 本資料は、弊社が信頼できると判断した情報等に基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を保証するものではありません。
- 本資料に記載された市況や見通し等は、本資料作成時点での弊社の見解であり、将来の動向や結果を示唆あるいは保証するものではありません。また、将来予告なしに変更する場合もあります。
- 本資料に記載された過去の運用実績は、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
- ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
- 目標資産比率は作成基準月末時点でのポートフォリオにおけるターゲット・ウェイトを表示しています。各ファンドの組み入れ資産については以下をご参照ください。
組み入れ資産の詳細
- マネーフォワード全世界株式インデックスファンド:
- 米国株式:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の投資先となる米国株式、およびS&P500 E-MINI 先物(買建)
- 米国外の株式:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の投資先となる株式(米国除く)
- グローバル資産分散ポートフォリオ(R):
- 米国株式:S&P500 E-MINI 先物(買建)
- 先進国株式(米国除く): VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF
- 新興国株式: VANGUARD FTSE EMERGING MARKETS ETF
- ハイ・イールド債券: SPDR BLOOMBERG HIGH YIELD BOND ETF
- グローバル債券ポートフォリオ(B):
- 米国債券:VANGUARD TOTAL BOND MARKET ETF
- 先進国債券(米国除く): VANGUARD TOTAL INTERNATIONAL BOND ETF
本資料の一部または全部を、弊社の書面による事前承諾なく(I)複写、写真複写、あるいはその他いかなる手段において複製すること、あるいは(II)受領者に所属する役職員あるいは受領者の委任を受けた代理人以外の第三者に再配布することを禁じます。
株式会社sustenキャピタル・マネジメント 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第3201号 加入協会:一般社団法人投資信託協会、一般社団法人日本投資顧問業協会