2025年7月28日〜8月1日 ウィークリーマーケットレポート
SUSTENでは毎週、前週のマーケットの動きをレポートにしています!
先週(2025年7月28日〜8月1日)の米国市場の動きを振り返ってみましょう。
連邦公開市場委員会(FOMC)①にて政策金利の据え置きが決定される中、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長が引続き慎重にインフレ率などの動向を見守る姿勢をみせたことなどから、マイクロソフトなど大手ハイテク銘柄の好決算②でいったん上向いたものの株価は下落に転じました。さらに、8/1の雇用統計③で7月の非農業部門雇用者数が予想を大きく下回ったうえ、過去2か月分(5月・6月)のデータも下方修正されたことで、労働市場の悪化が懸念されたことも株価の重しとなりました。
パウエルFRB議長の発言①から利下げ期待が後退したことや、PCEデフレータでインフレ率の加速が示されたことなどから、7/31にかけて米国債の利回りは短期ゾーンを中心に上昇しました。8/1発表の雇用統計③では労働市場の悪化が示され、9月の利下げ期待が高まったことなどから利回りは急低下し、週前半の上昇を打ち消しました。
週初は米欧間での貿易交渉合意を受けてドル円相場は上昇、FOMC①での利下げ見送りや日銀金融政策決定会合で利上げを急がない姿勢が示されたことから日米金利差の縮小ペースが鈍化するとの見方が広まり、週後半にかけてドル円はさらに上昇しました。しかし、8/1には雇用統計③の悪化などにより米国債の利回りが急低下したことからドル円は大きく下落し、週を通しては小幅に円高ドル安となりました。
- この週は、主要企業の決算発表、FOMC、雇用統計の公表などイベント盛り沢山でしたが、8/1 金 に公表された雇用統計のインパクトが一番大きく、週次では株安・債券高・ドル安となりました。。
- 雇用統計の中でも、非農業部門雇用者の増加数が大きく減少した点がサプライズでした。直近の7月分が予想を下回ったのみならず、5月分、6月分が修正されて従来の公表値の約9割減となり、5~7月の3カ月の合計が約10万人と、過去数年間の1ヵ月分(中央値で約25万人)の何と半分以下に留まりました。前々日のFOMCでは従前と同様、労働市場は目標とする最大雇用の状態に近いと評価したFRBですが、次回9月のFOMCではいよいよ利下げを再開するのでは、との見方が有力になっています。
- 米国と貿易相手国との関税交渉の進展を背景に、株式市場は前週から6営業日連続で上昇し最高値を更新してきましたが、この週は雇用統計公表の前日あたりから特に要因がない中で下落に転じました。このように、割高とも言える株価水準が自然に調整される展開はよく「持ち高調整の売り」とも表現されますが、中長期的には企業収益から見た妥当な水準へと回帰する健全な動きと言えそうです。
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