2025年6月23日〜6月27日 ウィークリーマーケットレポート
SUSTENでは毎週、前週のマーケットの動きをレポートにしています!
先週(2025年6月23日〜6月27日)の米国市場の動きを振り返ってみましょう。
米国株式は上昇しました。週前半に中東情勢の混乱拡大回避期待②が広まったことや、連邦準備理事会(FRB)ボウマン副議長がこのままインフレ圧力が抑制されれば7月の利下げを支持する旨の発言①を行ったことなどを背景に上昇し、S&P500は過去最高値を更新しました。
FRBボウマン副議長による利下げ支持発言①や、予想より軟調な経済指標、さらにトランプ大統領が連邦準備理事会(FRB)議長の後任を近く指名する可能性があるとの報道③により、利下げ時期がより早期になるとの見方が広がったことなどから米国債の利回りが低下しました(債券価格は上昇)。
円高ドル安が進行しました。週初は、中東での紛争拡大を懸念し、安全資産とされる米ドルが上昇する場面がありましたが、イランによる米国への報復は限定的なものになるとの見方が広まった②ことや、FRBによる利下げ期待が高まったことなどから米国債の利回りが低下したことにつれ、ドル円も下落しました。
- この週は、イランの核関連施設への爆撃に踏み切った米国の主導でイスラエル・イラン間の停戦が実現したことや、米利下げ期待の高まり、貿易交渉の進展期待などを背景に、 投資家心理が大きく好転しました。
- トランプ政権の動向に翻弄されている2025年も早や半分が過ぎました。改めて世界株式の成績を地域別に振り返ると、ここ数年市場をけん引してきた米国株式を含む先進国株式に比べて、新興国株式の堅調さが目立ちます。6月末の時点で、6月単月、過去6ヵ月、過去1年間のいずれも新興国株式のリターンが先進国株式を上回りました。月別では、米国の関税引上げを契機として下落基調だった2~4月の3カ月間、新興国株式は月次でプラスのリターンを維持しており、その堅調さが伺えます。
- 興味深いことに、コロナ禍以降の一株当り利益の推移を比較すると、順調に右肩上がりで増加してきた先進国株式と比べて、新興国株式は2021~23年にかけていったん大きく下落するなど、不安定な動きを見せていました。一方で、割高・割安の目安となる株価収益率(PER)の直近の状態については、先進国株式(特に米国株式)が今後の好調な利益成長の継続を期待して過去平均より高い状態にあるのに比べて、新興国株式は過去平均とほぼ同水準にあり、PERで見て割高でないことが、株価の相対的な安定さの背景となっている可能性があります。
- 海外株式への投資では、ここ数年間の好成績から米国株に注目が集まりがちですが、常に米国株が勝ち続けるとは限らない中で、国・地域の面で分散を図る視点を忘れないことが大切です。
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