2025年3月31日〜4月4日 ウィークリーマーケットレポート
SUSTENでは毎週、前週のマーケットの動きをレポートにしています!
先週(2025年3月31日〜4月日)の米国市場の動きを振り返ってみましょう。
米国株式は大幅に下落しました。週半ばにかけて発表された経済指標はまちまちの結果となり、トランプ米政権による相互関税の発表を控え警戒感が広まるなか、株価は小幅に上昇しました。しかしその後、発表された関税が想定以上に強硬な内容であった①ことに加え、中国が対抗措置を発表②し貿易摩擦への懸念が強まったほか、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が関税によるインフレリスクに言及し、利下げに慎重な姿勢を示した③ことなどが重しとなり、株価は大幅に下落し、週間でもマイナスで終了しました。
米10年債利回りは低下しました(債券価格は上昇)。週初は、トランプ米政権による相互関税の発表を控えるなか利回りはほぼ横ばいで推移しました。しかし、同政権により発表された関税措置①を受けて景気後退懸念が強まったことや、中国による報復関税の発表②などからリスクオフの動きが広まったことなどから、利回りは大幅に低下しました。
ドル/円レートは、円高・ドル安が進行しました。概ね米国債の利回りの動きに連動し、リスクオフの動きを受けて米国債や円が買われたことなどから、週後半にかけて急落しました。
- この週は、sustenがサービスを開始して以来、最大級の株式市場の下落が起こりました。株価が急落する局面では、投資家の心理として、市場の先行きに自信が持てないのが一般的ですが、そのような時に株式への投資を継続すべきか、どう判断すれば良いのでしょうか?
- 株価は、一株当り利益(EPS)× 株価収益率(PER)で表すことができます。つまり企業が生み出す利益(EPS)がどのような状態にあり、それがどのように株価に反映されているか(PERの水準)を見ることで、株式市場がおおよそどんな状況にあるのかを理解できます。
- 米国株の代表的指数であるS&P500は、先週末(4/4)時点の年初来で約▲14%と大きく下落していました。この3ヵ月の間に、EPS(1年後の予想値)は約+2%と増加し、逆に株価収益率(PER、=株価÷EPS)は約21倍から約18倍へと低下しました。つまり、株価の割高・割安の指標でもある株価収益率(PER)が急激に下がった(割高感が解消に向かった)ことが今回の株価急落の原因であり、企業の利益(企業業績)の見通しはここまでは堅調さを維持していたことが分かります。(但し、PERの低下は、今後EPSの増加がペースダウンする確率が高まっていることの反映であるかもしれません。)
- もし経済成長が今後マイナスとなる(景気後退に陥る)場合には、EPSが減少に転じ、株価が更に下落するというシナリオもあり得ます。経済成長(GDP成長率)や企業利益(EPS成長率)の見通し、および株価収益率(PER)の状況を把握しておくことは、株式への投資について判断を下す際にとても役立ちます。
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追記
《投資一任契約に係る費用》
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