最終投資家限資料 資料作成日:2025年7月16日
2025年6月の運用状況
マネーフォワード全世界株式インデックスファンドの当月の基準価額は4.3%上昇しました。
当月の概況
- 米国株式 米国株式は、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測の高まりや中国を含む他国との貿易協議進展への期待感などから、月を通して大きく上昇しました。月央には、イスラエルとイランが交戦状態となり米国の軍事介入への懸念から下落に転ずる場面もありましたが、米国がイラン核施設への爆撃の後に停戦を実現したことから影響は限定的でした。
- 米国外の株式 欧州株式は、月上旬は米国との貿易協議進展への期待やドイツの法人税軽減策などの好材料に支えられましたが、中東情勢が緊迫化したことや関税交渉に進展が見られないことなどから、月を通しては下落しました。日本株式は、円安ドル高傾向となったことや、月後半に中東情勢への警戒感が和らいだこと、米国で早期利下げ観測が強まったことなどから上昇しました。中国株式は、米中貿易協議進展への期待感や、月後半に中東情勢への警戒感が和らぐ中、米国株式市場に概ね追随する動きを見せました。
- 為替相場 米ドルは、中東情勢を受けたリスク回避の動きからドル買いの動きが強まったことで円安ドル高が進行し、ファンドにプラスに寄与しました。ユーロは、ECBが利下げを実施したものの、次回会合における利下げを示唆しなかったことや、欧州債の利回りが上昇したことから米ドルよりも大きく上昇し、ファンドにプラスに寄与しました。
グローバル資産分散ポートフォリオ(R)の当月の基準価額は5.6%上昇しました。
当月の概況
- 株式その他 米国株式、米国以外の先進国株式、新興国株式、ハイ・イールド債はいずれもプラスに寄与しました。(なお、当ファンドでは株式市場への連動性をインデックス対比で約3割高くしています。この値は資料作成時点の市場見通しに基づくもので、今後予告なしに変更する場合があります。)
- 為替相場 為替はプラスに寄与しましたが、為替ヘッジ比率をファンドの純資産総額の約4割弱(実質株式保有比率の約半分)としていることから為替市場の影響はその分抑えられました。
米国株式アグレッシブ・ポートフォリオ(GeoMax)の当月の基準価額は12.9%上昇しました。
当月の概況
- 米国株式
- 為替相場 円安ドル高が進行し、ファンドにプラスに寄与しました(マネーフォワード全世界株式インデックスの項をご参照ください)。
※ 比率はGEOMAXマザーファンドの純資産総額比です。表示桁未満の数値は四捨五入しています。
※業種はGICS(世界産業分類基準)で分類しています。GICSに関する知的所有権等はS&PおよびMSCI Inc.に帰属します。
グローバル債券ポートフォリオ(B)の当月の基準価額は0.4%上昇しました。
当月の概況
- 米国債券 債券利回りは低下しました(債券価格は上昇)。中東情勢の緊迫化に伴うリスク回避の動きや、米消費者物価指数(CPI)でインフレ鈍化傾向が見られた点、さらに複数のFRB高官が利下げを示唆する発言を行い、利下げ時期がより早期になるとの見方が広がったことなどが要因です。
- 米国外の債券 ユーロ圏では、欧州中央銀行が次回7月の利下げを示唆しなかったことや、NATO加盟国が防衛費目標を国内総生産(GDP)比5%へ引き上げることに合意したことなどから、欧州債の利回りは上昇しました(債券価格は下落)。 ※当ファンドは為替フルヘッジを実施しており、外貨の変動による影響は低減されています。
グローバル複合戦略ポートフォリオ(G)の当月の基準価額は2.3%下落しました。
当月の概況
- 主なマイナス寄与 機械学習戦略で売り持ちしていたWTI原油や、同戦略で売り持ちしていたプラチナが上昇したことから、商品ポジション全体でファンドにマイナスに寄与しました。WTI原油の上昇は、中東情勢の緊迫化を背景に、石油供給が不安定となることを懸念する動きなどが要因です。またプラチナの上昇も、中東情勢の緊迫化を背景に、安全資産としての需要が高まったことなどが要因です。
- 主なプラス寄与 低リスク性の観点からディフェンシブ戦略などで買い持ちしていた米国債および金利オプション(SOFR先物・コールオプション)は、米国の債券利回りが低下したことから価格が上昇し、ファンドにプラスに寄与しました。また、価格動向の観点からモメンタム戦略で買い持ちしていた米国株が上昇したことから、株式ポジション全体でプラスに寄与しました。さらに、同戦略などで売り持ちしていた日本円が下落したことから、通貨ポジション全体でプラスに寄与しました。
今後の方針
- 米国FRBの金融引締め姿勢からの転換を含め、主要各国・地域での金融政策の見直しが進められつつある中で、株式、債券、通貨などの資産価格においてもトレンドの変化や不規則な変動が生ずる可能性が高まっています。引き続き、金利オプションを活用しながら債券の下落リスク抑制を図りつつ、個別戦略の開発・改善、特に機械学習を活用したモデルの向上に取り組み、パフォーマンスの改善を図ってまいります。
ご参考
グローバル複合戦略ポートフォリオ(G)のエクスポージャー詳細はこちら
各ファンドのパフォーマンス詳細はこちら
追記
- 本資料は、株式会社sustenキャピタル・マネジメント(以下「弊社」といいます。)が最終投資家向けの情報提供を目的として作成したものです。
- 本資料は、弊社が信頼できると判断した情報等に基づいて作成されていますが、弊社がその正確性・完全性を保証するものではありません。
- 本資料に記載された市況や見通し等は、本資料作成時点での弊社の見解であり、将来の動向や結果を示唆あるいは保証するものではありません。また、将来予告なしに変更する場合もあります。
- 本資料に記載された過去の運用実績は、将来の運用成果を示唆あるいは保証するものではありません。
- ポートフォリオの内容は市場の動向等を勘案して随時変更されます。
- 目標資産比率は作成基準月末時点でのポートフォリオにおけるターゲット・ウェイトを表示しています。各ファンドの組み入れ資産については以下をご参照ください。
組入れ資産の詳細
- マネーフォワード全世界株式インデックスファンド:
- 米国株式:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の投資先となる米国株式、およびS&P500 E-MINI 先物(買建)
- 米国外の株式:MAXIS全世界株式(オール・カントリー)上場投信の投資先となる株式(米国除く)
- グローバル資産分散ポートフォリオ(R):
- 米国株式:S&P500 E-MINI 先物(買建)
- 先進国株式(米国除く): VANGUARD FTSE DEVELOPED MARKETS ETF
- 新興国株式: VANGUARD FTSE EMERGING MARKETS ETF
- ハイ・イールド債券: SPDR BLOOMBERG HIGH YIELD BOND ETF
- グローバル債券ポートフォリオ(B):
- 米国債券:VANGUARD TOTAL BOND MARKET ETF
- 先進国債券(米国除く): VANGUARD TOTAL INTERNATIONAL BOND ETF
本資料の一部または全部を、弊社の書面による事前承諾なく(I)複写、写真複写、あるいはその他いかなる手段において複製すること、あるいは(II)受領者に所属する役職員あるいは受領者の委任を受けた代理人以外の第三者に再配布することを禁じます。
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